自分たちでパラダイムシフトを。
しもつかれブランド会議代表の青栁です。
ついに「2」まで来ましたね。
今日は僕らが考える「しもつかれの未来」について書きたいと思います。
僕らは現在のしもつかれの状況を変革すべく、「パラダイムシフト(時代の転換点)」を自分たちの手で創出しているつもりです。
1000年程の歴史があるとされながらも、現代では県民にネガティブなイメージとして定着してしまっており、その状況を打破するのは一筋縄にはいきません。
しかし動かなかれば、「栃木の1000年」が消失してしまう可能性もあり、それだけは次世代のためにも阻止したい。
価値基準は時代によって変化します。
しもつかれが誕生したとされる鎌倉時代では、位の高い方の食べ物だったものが、江戸時代には食糧難を乗り切るための庶民ものとして定着したのにも関わらず、現代の栃木ではルッキズム的象徴になってしまっている。
このような長い期間を経て、その価値を変容させてきたしもつかれは、次世代ではまた変容しているかもしれない。
消失してしまっているか、、、
再興しているのか。
僕らは後者を目指し、自分たちでできることを愚直に続けております。
主体は誰か。
そんな活動をするしもつかれブランド会議が目指す最終地点は、「しもつかれブランド会議が消えること」です。
文化とは誰かの旗振りで続けるものではないと考えています。
季節や時期になったら、自然発生的に機運が高まり、楽しむものです。
実際にしもつかれもそのようなものでありました。
しかし現在では、我々のような団体が旗振りをしなければ、徐々に衰退しつつあります。
「衰退するものは自然淘汰されれば良い」という意見もあり、理解できるところもありますが、1000年の価値を失ったら、同じ価値を作るためには1000年続けなければいけません。
それはある意味非合理的でもあります。
だからこそ、我々はなんとか「存続」の道を模索したい。
その一つが「しもつかれうぃーく」でした。
多くの「しもつかれクリエイター」を輩出する機会となり「それぞれの楽しみ方」が生まれました。
これは今までのしもつかれの楽しみ方としてはなかったものです。
店舗・個人それぞれが、自らとしもつかれを結びつけ、オリジナルな楽しみ方を提案する。まさしくアート的なアプローチです。
個々の楽しみが束になり、季節の風物詩として再定着される。
我々の目指すしもつかれの未来は、そのような在り方です。
それが達成されたら、旗振りの役目は終わり、潔くしもつかれブランド会議は解体します。それが目標です。
2025年は「しもつかれうぃーく」は開催しません。
これまでの4回のしもつかれうぃーくから生まれた新たな楽しみ方は、うぃーく化せずとも動き始めています。だから今回はあえてイベント化はしません。しかし僕の旗振りがなくても、動き出している人たちがいます。
そして僕自身は、新たなチャレンジとして展覧会を企画しています。
また更なる流れをつくりますので楽しみにしていてください。
僕が死んでも動き続ける世界を目指して。
その大きな流れの一歩目が、今回のクラウドファンディングです。
支援先URLは下記の通りです。
https://camp-fire.jp/projects/780692/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_reserve
ぜひ応援のほど、お願いいたします!