もったいないはポジティブワード
食材を多く買い過ぎて消費期限切れで捨ててしまったり、外食で注文し過ぎて残すことになってしまったりした時、罪悪感はありますか?当たり前になっていませんか?
日本語に「もったいない」という言葉があります。元々は仏教用語で、全てのものに神が宿るという精神から生まれた言葉です。もちろん食べ物も無駄にしないようにという考えも含まれています。「お茶碗に残ったお米は最後まで食べないと目が潰れる」と叱られた経験がある方もいらっしゃると思います。
しかし、食べたいものが直ぐに手に入る時代になりました。これは、日本が経済的に豊かになった証拠でもありますが、一方で食材を大切にする習慣が薄れてきてしまっているように感じます。
たとえば、みなさんは、フードロス問題という言葉を聞いたことはありますか? フードロスとは、簡単に言うと、十分に食べられる食材が賞味期限切れや作りすぎにより廃棄される量のことです。
このような社会問題が出てくるということは、食にたいするありがたさやもったいないと考える意識の薄れが原因でもあると思います。
栃木の「もったいない文化」の象徴
栃木県の郷土食「しもつかれ」は「もったいない」精神と密接なつながりがあるのはご存知でしょうか。それは、しもつかれが作られた背景が深く関わっています。昔は、今のようにいつでも十分な栄養のある食事ができませんでした。そんな時、料理の際に、普段はであれば捨ててしまっていた食材に着目し、これは食べ物の神様に失礼だ、もったいないと考え、工夫してできた料理が「しもつかれ」なのです。
「もったいない」という言葉は、「貧乏臭い」「ケチくさい」とマイナスのイメージが浮かぶかもしれませんが、使える部分を余すことなく使い切るということは、ゴミの廃棄量が減るだけでなく、食材を作る生産者さんへのエールになり、食べる側は豊富な栄養を蓄えられる。実は、ポジティブワードなのです!
それを網羅できている「しもつかれ」は現代の社会問題にもちゃんとフィットした「人にも環境にも優しいエコロジー郷土料理」なのです!栃木県民として自慢したい料理だと思いませんか?
次回から、しもつかれの根源である「もったいない」を軸に、食材の作られ方や余すことなく食べられるアレンジレシピ、栄養価、健康、美容に良い情報などを探っていきたいと思います!ご期待ください!
2 コメント
今一番問われるもののひとつですね👆
そこにフォーカスしてしもつかれと繋ぐってSDGSにも直結してるし素晴らしい試み✨✨✨
アレンジしていくことで更にワールド感が広がりますね🌎
へぇ~、『もったいない』って仏教用語だったんですね😆 きゃりーぱみゅぱみゅも知っているのかなぁ⁉️ なぁんて戯けている場合じゃない💢
SDGs も… 今後のエダちゃんの情報から 学ばせて頂きますね‼️