【日本人の得意分野だった?!】サスティナブルな社会づくりはお手のもん
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みなさん、近頃「サスティナブル(Sustainable)」という言葉をよく耳にしませんか?
サスティナブルとは、英語訳で「持続できる」という意味を持っています。
数年前までサスティナブルの意味を答えられる人はほとんどいなかったように思えます。しかし、今や企業もサスティナブルを掲げるところが多く、テレビなどのメディアでも取り上げられていることで知名度がグッと上がってきました。
1番のきっかけは「SDGs(エス・ディー・ジーズ)Sustainable Development Goals」ではないかと思います。これは「持続可能な開発目標」と言われています。
簡単に言うと、2030年を目標に新しいものを作るというより、在るものを活かして地球に存在する生命、資源を壊さない生き方をしていこう!それを実践するための目標(goal)のことです。
人が便利さや早さ美しさを求めすぎ、地球に害を与えることに目を背けてきた結果、温暖化やプラスティックの廃棄問題など地球本来の姿が維持でいなくなってきてしまっています。
では、なぜサスティナブルな社会づくりが日本人の得意分野なのでしょうか。
実は、日本人であれば、サスティナブル(持続的な)な取り組みは、暮らしの中であたり前に取り入れられてきているのです!
それがまさに「もったいない」という言葉です。
無駄なく使い切り、使い続け、ものを大切にする日本人の美しい心が生んだものです。
サスティナブルを「もったいない」に言い換えてみてください。…腑に落ちてきませんか?
しもつかれともったいない(サスティナブル)の関係からみてみると、「フードロス(食べられるのに捨てられてしまうもの、食べ残しなど)」の問題との深い関わりが見えてきます。
前回のコラムでも説明しましたが、しもつかれは「普段は捨ててしまうところも余すことなく使いろう!」という思いから生まれています。
つまり、昔はロスなんて無かったといっても過言ではなく、暮らしの知恵をつかっていかに無駄なく使い切るかを考えて暮らしていたのです。まさにサスティナブル(持続的)な暮らしだったのです!
そんな日本ですが、今では世界でもトップの廃棄量を出す国として悪い意味で注目されています。
毎日、一人当たり、ご飯一杯分が廃棄されています。さらに、鮮度や清潔さにこだわる日本らしさ故の意識と賞味期限という過剰な規制、これを疑問とも思わず、当たり前の社会になってしまっているのが現状です。
日にちが経ってしまった食材、外食をしているときの注文の際、本当に使えないものかな?全部食べきれるかな?と考えることがなにより大切です。
そこで、日本人ならではの言葉、もったいないを思い出してください。
これが、できるようになってくれば、サスティナブルな活動をしていることと同じなのです。一人一人の少しの取り組み、心意気で、地球に優しい暮らしが日本人はできてしまうんです。
また、食材に限っては、捨てている野菜の皮や種には、たくさんの栄養分が含まれています
余すことなく食べることは、健康や美容にもつながり、一石二鳥なのです!
こちらのコラムを読んでみて、少しでも意識が変わる人が増えていくと嬉しいです。
次回は、8月公開、日本のもったいない精神とフードロスの現状を、食材救出人(フードアクティビスト)であるオーストラリア人デイビットさんが、実際に日本を旅して伝えるドキュメンタリー映画「もったいないキッチン」についての内容と想いについてお伝えします!
映画「もったいないキッチン」詳細はこちら