【特集】4/25日までの限定「しもつかれアレンジ料理」を巡る栃木市フォト旅

栃木市の洋食の老舗「赤城亭」と、惣菜店「かねふくストア」をつなぐ「しもつかれストリート」を探索するフォト旅。

江戸時代、例幣使街道の宿場町として、巴波川の舟運で交易地としても栄えた蔵の街、栃木県栃木市。商都の面影感じる観光地として有名ですが、実は最近では郷土食〝しもつかれの聖地〟とも呼ばれ、昭和29年創業「かねふくストア」を中心に「しもつかれストリート」が生まれつつあります。今回、老舗洋食店「赤城亭」による4月25日まで限定の「かねふくストア」産しもつかれを使ったアレンジ料理をいただきつつ、しもつかれストリートを探索しました。フォト旅をご堪能ください。

土蔵や瓦屋根、漆喰の重厚な壁を眺めつつ石畳をてくてく歩くと突如、「文明開化」の時代を感じさせる洋館が出現。その深緑の洋館こそ創業約100年の「赤城亭」です。昔からの味を引き継いだ名物「牛なべ」や高級感の中に親しみを感じる独自の「洋食」が愛されています。「浪漫」という言葉がしっくり馴染む空間で華麗に変身した「しもつかれ」をいただきます。

まず、「かねふくストア産しもつかれと竹炭のタルト小江戸とちぎ風」「鶏胸肉のガランディーヌ　かねふくストア産しもつかれと干瓢（かんぴょう）のマリアージュ仕立て」がのった前菜が登場。タルトは、底のチーズとしもつかれが相乗効果で深みある味わいを創出。鶏胸肉の方は程よい弾力で甘く煮付けられた干瓢が酒粕の風味を柔らかくして食べやすくなっています。

デザートも注目。しもつかれが入ったシフォンケーキはプレーンと抹茶味の２種。ふわふわ、きめ細くしっとり感もあってほんのりしもつかれの風味を感じる生地は感動の声が漏れます。

オーナーシェフの飯沼友治さんはほほ笑み語ります。　

「しもつかれは彩りもきれいで創作意欲が湧く、如何様にもアレンジできる万能食材なんですよ。特にかねふくさんのは味わい良く、程よい水分でアレンジしやすい。2015年から始まった〝小江戸・栃木市〟を㏚する『とちぎ江戸料理』プロジェクトの頃から使わせていただいています。タルトとシフォンケーキは今回が初めてです」

「SBMの活動はかねふくの熊倉さなえさんから聴き、『面白いな。何かできることはないかな』と。元から和と洋の融合、変化、遊び心が好きで食べたお客様が驚く姿を見るのが大好きなんです。

だから、SBMの自由で発展的な考え方、ジャンルにとらわれない掛け合わせ方に共感しています。アレンジメニューもとどまらずにいろいろ変化、進化を加えていきたいですね」