Home ALL カナダ・バンクーバーでしもつかれづくり!?果たして現地の方々の反応は??受け入れらるのか!

カナダ・バンクーバーでしもつかれづくり!?果たして現地の方々の反応は??受け入れらるのか!

by クロ
カナダ・バンクーバーでしもつかれづくり!?果たして現地の方々の反応とは!受け入れらるのか!

しもつかれはカナダで受け入れられるのか!?
太平洋を渡ったしもつかれの挑戦!

しもつかれブランド会議代表の青栁です。

2022年の春、知人の紹介で主にカナダで生活され、時折日本に滞在する生活をする日本人の阿久津朱美さんをご紹介いただきました。

大変しもつかれブランド会議の活動に興味を示されていて、応援もしたいと仰ってくれていました。

夏にはカナダに帰国されるとのことでしたので、しもつかれビスコッティを託し、機会があったら現地の方に試食をお願いしました。

そしていざカナダ出発の時。

「鬼おろしが太平洋を渡りますよ!」
と、しもつかれをつくる時の必需品「鬼おろし」をカナダに持ち込んでくれるとか。
「材料が揃いそうならカナダでしもつかれつくります!」とのこと。

まさか、カナダでしもつかれがつくられるのか?!
心が躍ります。

と数日後、、、

しもつかれ作ってみました。
現地にある材料で何とかできました。

  • 大根
  • 人参
  • 油揚げ
  • 骨付き水煮鮭缶
  • 水煮カネリニ(水煮大豆の変わりに使ったイタリアの豆)
  • 古い日本酒(この街には酒粕がないので、発酵された匂いと味が酒粕っぽかった古い日本酒)

を使ってみました。

味付けは、いりこだしと酒と醤油でした。

とのことでした!

 

そして、カナダのご友人に試食いただいたところ、

大好評でした!
鍋いっぱいに作ったのにほとんど空っぽです。
バゲットにのせてたりニョッキと混ぜたり粉吹き芋にのせたりと!

どうしてしもつかれが嫌いな人がいるのか不思議な様でした。

とのこと。

世界でしもつかれが受け入れいられる可能性を感じました。

さらに、

しもつかれ冷やし麺を作ってみました。
友人が盛り付けしてくれました。

とのこと。

これは美味しそうですね!

カンボゾーラというカマンベールチーズに青カビがちょっとついているチーズと、塩気のないクラッカーに冷たいしもつかれをのせて食べたら結構美味しかったです。

と、アレンジが止まらない様子の阿久津さん。

カナダでご自身なりにしもつかれを楽しんでいて、こちらが嬉しくなります!

 

ドイツ人やフランス人に人気があったのはなぜだろう?
今の所、気がひけた人はいません。

アジア系の人は白米にぶっかけが好まれてます。

やはりアジアの方は、日本人と同じでご飯にかけるのが好きなんですね!

そして再度、

地元の酒造の酒粕が手に入ったので、また作っていただいとのこと。
カナダにも酒粕あるんですね。
OSAKEという酒造さんだそうです。

 

一流ホテルで26年働いてるスイス人のシェフに試食してもらったそうで、

前回作った時、とても人気があって、バケツで作ってくれと言われましたよ~。
せっかくなので鬼おろし1つとレシピをあげました。来年も作りに来てとの事です!

スイス人のシェフにも受け入れられたしもつかれ!
その素晴らしさに一番疎くなっているのは、栃木県民なのかもしれませんね。

 

こんな素晴らしいカナダからのリポートをしてくれた朱美さん。

実は15歳で単身バンクーバーに留学され、プロの調理師として28年間カナダで腕を振るわれたそうです。

輝かしい実績は下記の通りです。
しもつかれの世界での可能性を身をもってお伝えいただいた朱美さん、本当にありがとうございました!

 

profile:

阿久津 朱美(あくつ あけみ)

Instagram:
https://www.instagram.com/akemiakutsu/

 

1972年 栃木県芳賀町、元庄屋農家に生まれる。4世代の大家族で育つ。
幼少期より好奇心満々に育つ。(剣道、書道、ピアノ、虫やカエルとりを好む)

88年、15歳でカナダのバンクーバーに単独留学。(中学での英語は赤点ギリギリだったのに外国の衣食住文化に興味があった)

90年、VIUバンクーバーアイランド大学に入学 (英文科、人類学専攻)

90年、91年の夏、生涯一番の大冒険、西海岸縦断8000キロ大自然の中でサバイバルキャンプ生活を体験。グランドキャニオンの広大さに感動し、人生の重大起点となる。
カナダの多文化環境に興味を持ち永住を決意する。

93年、VIUの調理科にてフランス料理、製菓部門並びシュガーアート専攻。カナダ国承認調理師免許修得、調理師会入会CFCC。以後の経歴はホテル、イタリアン/フレンチカフェレストラン、バリスタ、学校給食、ケータリング社勤務等。フードコーディネートや料理教室講師の仕事も経験。

96年、カナダビクトリアに居住。一男一女の母となり、母子家庭とキャリアの両立の大奮闘生活が始まる。

99年、スイス、バーゼルで行われた世界料理大会にTeam Canadaのメンバーとして参加する。

21年、プロの調理師として28年間の経験を積んだ後退職を決意。

“視野の限られた小さな厨房から出て、世界の地から伝統/トレンド食文化を学び、その知識を人々の間に広めたいという目標ができる。(Sustainable food development project. Farm to table. Traditions and trends of food culture. Legacy projects.)”

22年、日本に帰国、と言うよりは、カナダ生活が主だったので逆移住となる。

現在、地元芳賀町で梨の栽培を通して農業を学び、しもつかれブランドや学校給食に関わる活動に参加。毎日の新しい発見に感動する生活を送る。青柳さんや他のメンバーさん、農家さんの努力に涙してます(^_^;)

オマケ;
好きなもの 冒険、世界史、太陽、海。

好きな食べ物(良く聞かれる) ギネスビール、ワイン、米、麺。

苦手なもの ヘビ、ピーマン、嘘

趣味 トライアスロン、旅行

得意分野(料理以外) 自己主張

今挑戦したい事 スペイン語、ワインとウイスキーの知識を学ぶ

今欲しい物 シェルティーかコーギー犬

5年後の私は? フランスのワイン畑かイタリアのレモン畑にいるでしょうね。

related articles